小さな編集長の雑感(限定版)

小さなメディアの編集長が、仕事や働き方の気づきを書き留めるブログ。2月限定版。

子どもがもつバイタリティのサイクル—いたずらは最強のツール!?

子どもを見ていると、いつもイキイキとしていて「なぜ、そこに全精力を傾けられるの?」と不思議に思うことも多々ある。

とにかく、そこにメリットがないのに命がけであり、成功してもいい、失敗してもいいけど、目標完遂に勝手に動く。中でもこのバイタリティサイクルがまわるのは、彼らが「いたずら」を考えているときだろう。

悪戯(いたずら) ※Wikiより「子どものいたずら」引用
子供たちは、発達の過程の中で、親や地域社会のルールとして禁じられた悪戯、悪ふざけをしたりすることがある。時には、危険を伴ったりすることであっても、彼らは成長の中での自分の力試しとしてタブーに挑戦することがあった。例えば、よその畑から農作物を失敬する、他人の家の敷地を通り抜ける、爆竹で遊ぶなど。

 

 道徳的には行ってはいけないものの、このバイタリティを生むサイクルはよくできているなぁっと思っている。

まず、自発的に目標を掲げる。ここでは「先生を驚かせる」としよう。そして、具体的な行動を考える。べたな話だけど「戸と壁の間に黒板消しを挟み、頭に落としてみよう」。そして、次は仲間にはなしを振ってみる。「○○、やってみようよ」。そして、全体の意見が集約し、合意できれば、次は実行。「よし、やろう!」というのは、決断。

成功すれば、先生は驚く。もちろん、怒りも買う。目標は達成。
失敗すれば、なぜ、失敗をしてしまったのか、次を考える。過去に浸ることがなく、常に動く。流れを整理するとこんな感じ。

1.自発的な目標設定
2.戦略、戦術の構築
3.人の巻込み
4.決断
5.実行
6.内省と次の戦術への落とし込み

ざっとこんなサイクルがまわる。大人の世界からしても、よくできたPDCAサイクルであり、自発的な行動としては賞賛されるべきチャレンジである。こうして俯瞰してみるとちょっとしたことから、子どもたちは社会に役立つ能力を身につけていくのだろうなぁっとふと思ってしまう。一方で、こんな話を聞いたこともある。

——ゲーム世代は、上記のサイクルを鍛えることができない

ゲーム世代とは、モバイルゲームにハマっていた子ども世代。ゲームは、はじまる前からすべてが段取り化されている。子どもがどう考え、どうアクションするのかを事前に把握し、そのレールを動いていくだけである。

たしかに「いたずら(悪戯)」というのは、モラル的に褒められた話ではない。しかし、自分の世代の方であれば、おそらく上記のような「いたずら」をしたなぁっという思い出がどこかしらにあるはずだ。

いまの時代、いつの間にか子どもの考えや行動が制約を受けることが多々ある。これからの子どもが生きる時代は、より自発的に考え、計画し、実行し、失敗しても即行動する力が求められる。そんな背景を考えると、ちょっとした子どものいたずらというのは、許容すべきなのか?と、親としてのスタンスを考えていた日曜日の朝でした。

ちなみに誤解されないようにいうと、いたずらを積極的にしよう、という趣旨の記事ではありません(苦笑