小さな編集長の雑感(限定版)

小さなメディアの編集長が、仕事や働き方の気づきを書き留めるブログ。限定版。

ブログを書きはじめて磨かれてきたことをまとめてみる(DAY7日目)

「俺たち1ヶ月毎日ブログ書くぜ!」企画に参加して、毎日ブログ記事を書きはじめて6日が経ちました。今日が7回目の投稿です。まだ毎日記事を書くことに慣れていないので、日々四苦八苦していますが、たった6日つづけただけでも磨かれてきたことがあるな、と思ったので、それを今日書いてみます。

磨かれたこと、それは「感性」です。

感性というと、何かとてつもなくカッコつけた言い方でこしょばゆい感じに聞こえますが、たった6日だけでもその変化を感じとることができています。具体的にいうと日々、無意識に流れてしまう習慣のなかで、新しい気づきを得ることができています。アンテナの立ち方が変わってきているんです。

例えば、過去の記事を振り返ってみると、
「年配の経営者にかけられたコメント」からの気づき、
「思考停止の陥りがちな難しいという言葉」からの気づき、
「言い訳をすることについて、失っていること」の気づき、など。

記事を書くことに意識がなければ、いずれも何気なく過ぎ去っていた日常です。この何気なく気づいて、自然に頭と身体が動く感覚を得る、というだけでも、この企画に参加している価値があるなぁと思っています。

さて、ここまでの内容だとただの個人の感想なので、この個人の感性が組織として磨かれるとどうなるのだろう、という話を考え、こんなホテルのストーリーがあったことを思いだしました。

■日本一幸せな従業員をつくる! ホテルアソシアターミナル名古屋のおはなし

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名古屋駅前の4期連続の赤字にあえいでいた老舗ホテルの復活劇をまとめた映画です。

このホテルの経営再建のアプローチが従業員の「感性を磨く」というものでした。ホテルアソシアターミナルがまず経営改革で行ったこと、それは意外にも「社員食堂の改装」と「社員の誕生日をいっしょにお祝いすること」でした。意図は、自分たちのサービスはお客さまの幸せにすること。しかし、赤字つづきのホテル従業員には自信が失われ、笑顔もなかったそう。だから、従業員が自信をもって、笑顔でサービスができるために何をすべきか、ということから手を付けた、という話でした。料理長には、おいしい料理を社員にふるまってほしいと支配人からまな板がプレゼントされたそうです。

 

ここで登場する支配人の柴田さんは「気持ちの掛け算×掛け算×掛け算」という言葉をよくお話されています。

お客さまの幸せにするという気持ち×従業員の掛け算でホテルのサービスが決まるということでしょう。一人ひとりの「感性が磨かれる」と、自然にダメなことに気づき、自然に身体が動くという話でした。逆に自信を失い、サービスにプライドがもてないと、落ちているごみのひとつに気づかない。でも、感性が研ぎ澄まされていると違和感を持ち、自然に身体が動き出すという話で、「感性を磨くこと」で経営を立て直すという興味深いアプローチでした。

このブログを毎日書くという企画も、この感性を磨くキッカケになっています。何気ない日常を何気なく過ごしていたという怠惰な部分が、上記のホテルの感性が鈍っていた従業員とシンクロしまして、もっと自分の感性を上げていかなければ、と反省したわけです。

というなんとも強引なまとめで、ごめんなさい。