小さな編集長の雑感(限定版)

小さなメディアの編集長が、仕事や働き方の気づきを書き留めるブログ。8月限定版。

選択肢は多い方がいいのか、少ない方がいいのか、子どもの教育の話

3歳の子どもをもつ親として、子どもの才能を伸ばすためにどんな教育環境を整えるべきか、というのは大きなテーマだったりします。まわりを見渡すといろんな習い事をさせる親がいます。サッカー、水泳、ダンス、英語、ピアノ、、、 etc


個人的には、子どもが「やってみたい」と思うことはなんでも挑戦させてあげようというスタンスなのですが、一方で選択肢を増やさず、適度に制約を設ける方が才能をぐいっと伸ばすことができるのではないか、という考えもあります。

今日は、選択肢は多い方がいいのか、少ない方がいいのか、という点について、書いてみます。

この文頭でお話したとおり、自分は子どもの好奇心を育むべく、なるべく選択肢を増やしてあげようというのが、基本スタンスです。一方で小学生の娘さんをもつ知人からこんな話がありました。

「自分もやりたいことをやらせようというスタンスだったんですよ。でも、ほんとうにそれでひとつのことが身になるかということが心配になってきました」
「それはどういうことですか?」
「chibiさんの考えと同じように、わたしもやりたいという声に対して、まずは娘にやらせてきました。バレエやテニス、英語など」
「いいですね。いろんなことができて」
「そうですね。約束は一度はじめると決めたら、しっかりと続けること。さぼったりしたら、辞めること」
「結果、どうなったんですか」
「結果は、みんな続いています。親としては、いろんなものを試すうちにひとつのことに打ち込むのかなと思っていたんです。それが、どれもしっかりと続けていて。でも、ひとつのことにめいいっぱい打ち込んでいるわけではないのでそれがいいのか、悪いのかと悩んでいるんです。約束通り、みんな好きでさぼらず、しっかり続けているのでやめさせる理由もないですし、、、」

この話を受けて、選択肢が「ありすぎる」というのも、子どもの才能を伸ばす上では弊害になることもあるのかもしれない。そんなことをふと思いました。


そんなとき、ふとある知人から教えてもらったのは、コロンビア大学シーナ・アイエンガーの「選択の科学」の話です。

書籍のなかの事例としてアイスクリームの選択の話がでてきます。有名な実験かもしれませんが、たくさんの中から1つのアイスクリームを選ばせた時と、少ない選択肢からアイスクリームを選ばせた時では、自身の選択により満足するのは後者だったそうです。そう考えてみると、適度に選択肢をもって自身がのめりこむ環境づくりの注力の方が、子供の選択の満足度を高め、のめりこむキッカケになるのかもしれません。

話を戻して、子どもの教育に正解はありません。でも親としてはぜんぶが平均点よりもその子どもがもつ才能を思いっきり伸ばしてあげたい気持ちがあります。上記を例にとってみれば選択肢に制約を設けて、選択したことへの打ち込むエネルギーをそぐわないことに注力した方がよりよい結果になるのかな、という考え方もあります。

正解のないものなだけに、子どもの教育というのは常に思考錯誤ですね。

いろんな親の教育方針と結果を聞きながらケース学習を繰り返し、「自分の子どもにあった教育環境とは何か」を試行錯誤し続けることがいちばんの環境をつくる近道なのかもしれません。