小さな編集長の雑感(限定版)

小さなメディアの編集長が、仕事や働き方の気づきを書き留めるブログ。7月限定版。

キャリアアップを意識するひとほど、キャリアアップできないという話

ちょっと誇張していますが、キャリアアップ志向が強い人ほど、実はキャリアアップができないのではないか、という話です。特に若手の方にこの傾向が強いように思います。意識が高い20代の若手と会話していてその根底にあるのは、変化の激しいサバイバル時代での「生存確率」をあげたい、というもの。それがなんとなく自分のスキルアップだったり、キャリアアップすることだったり。

しかし仕事柄、一流のビジネスパーソンとお話をさせていただく機会が多い中で感じていることは、自身のキャリアアップを考え、いまの立場になっている方は稀だな、ということです。なぜ、そうなるのか。以前、ある著名な投資家からいただいたこんな言葉にヒントがあるように思います。

「コトにあたれ」

若手にありがちな「キャリアアップ、スキルアップがしたい」という相談。その投資家の方は若手にいつも「自分のことよりもまずはプロダクトを一流にすることを考えろ」というそうです。

ビジネスをやる以上、サービス価値の最大化が至上命題。目の前のプロダクトやサービスを一流に育てた経験やスキルがあれば、次の機会がやってくる。その機会の積み上げによって、キャリアアップやスキルアップは勝手についてくる。間違ってはいけないのは、「自分>プロダクト」ではない。「プロダクト>自分」の順番を間違えてはいけない。間違えると、まったく異なる人材になってしまう、と。

一流の方ほど、まずは目の前のコトにあたる。視野が広がると、未来のコトにあたる。その機会によって、仲間をつくり、信頼関係をつくり、新たなコトを引き寄せる。そんな循環がある気がします。

「コト>自分」なんですよね。

こうまとめてみると、キャリアアップ志向が表に出ている方というのは利己主義にみえて、どうしても「いっしょに仕事をしてみたい」と思えないし、逆に機会を遠ざけることになるのかもしれません。

ということで、最近の若手の話からふと「キャリアアップ」について考えてみました。しかし大層なことを書きつつ、自分が手がけるサービスやプロダクトが一流か、というとそうではないです、、、、自分ももっと目の前のコトに没入しなければ。

ではでは。