小さな編集長の雑感(限定版)

小さなメディアの編集長が、仕事や働き方の気づきを書き留めるブログ。8月限定版。

1週間で気になった記事を改めて洗い出してみる。そして、考える(2017/07/29)

定番のこの企画。今週1週間で気になった記事をまとめて振り返ってみました。

1.

newspicks.com

 アクセンチュア・リサーチとフロンティアエコノミクスの潜在的なAIの経済インパクトに関する共同レポートの記事です。もっともインパクトがあるのが3業界。「情報通信」「製造」「金融」。低いのは「教育業界」。重要なのは、大なり小なりプラスの経済効果をAIによって得られるということです。こうしてみると、AIをより早く活用していくことが望まれるわけですが、NewsPicksのコメント欄ではAIの導入コストはここ2年で急速にローコスト化しているとのこと。。すでに現場ではプログラムを知らないひとがDeeplearningによる未来予測をしているというコメントも。つまり今後大事になるのは、AIをどこに使うのか。AIをどう効果的に使うのか、という観点になります。特にどう効果的に使うのか、というのはビジネスモデルの転換を意味しており、いち早くビジネスの方法までを変える企業が一挙独占ということも考えられそうです。

(個人的な学び)
→AIによる経済的インパクトは、あらゆる業界にもたらされる
→AI導入は不可避であり、どう活かすのか。ビジネスの設計が肝となる。



2.

style.nikkei.com


2025年には、SAPの75%がミレニアム世代になるとのこと。また、クライアントも同様にミレニアム世代が増えるので、ケータイやAIが当たり前の世代に合わせた環境づくりが当たり前になるとのこと。

紹介されているのは、評価制度の仕組み。半期もしくは1年の目標設定とフィードバックではなく、リアルタイムフィードバックの仕組みを導入しているとのこと。対話アプリに慣れていることもあり、常に上司とコミュニケーションをとる仕組みの方がミレニアム世代に働き方に最適化できるといいます。また、ビジョンに共感する世代でより上司との密接な関係構築が優秀な社員の離職を防ぐという効果もあります。新しい働き方に会社を適応させていくひとつの事例になるのではないでしょうか。

(個人的な学び)
デジタルネイティブが台頭するのであれば、その年代に合わせた働き方を
デジタルネイティブが働きやすい環境に上の世代は適応しなければならない
→リアルタイムのフィードバックが当たり前に。コミュニケーションの質向上は必須に
→若手に合わせるのか、既存社員に合わせるのか。いま、分岐点にある。


3.

dot.asahi.com

生産性をあげるには、最適な環境をつくることが重要で、その重要な要素のひとつとして、CO2濃度と気温が影響しているとのこと。その濃度が低い方がより集中しやすい環境であるとして、その環境は自宅、オフィス、カフェのうちどこかといえば、カフェらしい。だから、カフェは仕事に集中できるといいます。ほか、気温とCO2が低いという話であれば、緑に覆われた避暑地なども低いので、そういう意味では異なる環境で生産性があがるというのはあながち気分だけの問題でもないようです。

(個人的な学び)
→個人の生産性をあげるために、個人ができる施策は十分ある
→集中力をあげるには、気温とCO2が重要に。低いほど、効果がある。
→都内であれば、カフェが適任。だまされたと思って試してみるべし。

とうぜん、集中を妨げる騒音など、別の要因も挙げられますが、自ら最適な環境を見つけ、最適化させる努力はもっとしてもいいのではないでしょうか。


4.

www.soccer-king.jp

スペインのプロサッカーリーグ:リーガ・エスパニョーラで活躍する乾選手のインタビュー。昨シーズンはバルセロナ戦で2得点をあげるなど、シーズン後半に調子をあげ、チームに貢献してました。このインタビューで気になる点は、乾選手がなかなかスタメンで出場できなかったときのメンタリティと監督のコミュニケーション。乾選手はシーズン始まる前から「今年はスタメンがキツいだろうな」という意識をもち、外されたとしても「思ったより早かったな」という気持ちだったそう。的確にいまの自分の立ち位置を分析し、自分への期待値を上げすぎないことが功をそうしたカタチです。また、監督へのコメントにこんな一節があります。

「監督が言っていることも考えていることも理解できるし、誰に対しても同じように接する。だから尊敬できる。ウチのチームにはいい選手がいるので、もし自分が試合に出られなくても納得できるところもあるんです。だからふてくされることもなかったし、とにかく練習が楽しかったので、モチベーションを保つのは難しくなかった」

監督が言っていることが理解できる。また同じように接し、エコひいきをしない。だから、モチベーション高くでき、最終的にはスタメンに返り咲くことができたという話。これ、ビジネスでも同様のことがいえないでしょうか。

(個人的な学び)
→期待値コントロールが大事。いまの自分を的確に判断し、適切な期待値を設けること
→上司の理解。理解不足が不安とストレスを招く。相互理解があれば、腐ることはない。
→監督視点では、一貫性とコミュニケーション。言動を変えず、日々、メンバーコミュニケーションを大事にすること。結果、それが信頼関係を構築する土台になる。


5.

www.youtube.com

最後は、おまけ。新海誠監督の「君の名は。」のDVD/ブルーレイの販売がスタート。そのタイミングに合わせた「期間限定」の動画配信の紹介です。秀逸だなぁっと思ったのは、絵コンテというプロセス業務をコンテンツ化し、PRにかけていること。「君の名は。」は、美しい描写、伏線となる台詞、音楽など、監督がこだわり抜いた作品で、描写は聖地巡礼、台詞の伏線はネットで多くのスレッドやブログが誕生し、音楽はRADWIMPSが大ヒット。ある音楽番組で知ったのですが、セオリーではありえない編曲がされているそうですね。

こうした作品に引き込む仕掛けと、「もっと知りたい」というファンをより引き込むコンテンツ配信のストーリーはマーケッターが学ぶことが多いのではないでしょうか。なぜ、これほどの大ヒットになったのか、分析することが多くの学びにつながりそうな予感があります。

余談ですが、新海誠監督は母校の先輩なので、今度会える機会があったら、いろいろと作品づくりについて個別質問したいと思います。

ということで、今日はここまで。
ではでは。