小さな編集長の雑感(限定版)

小さなメディアの編集長が、仕事や働き方の気づきを書き留めるブログ。限定版。

言い訳することで失っている価値を、ほとんどの人はわからない

ひとは、何かと「言い訳」をいいやすい。例えば、新しいチャレンジとして、英語を学ぶ、本を読む、健康づくりでジムにいく など。よく耳にする話だ。

言い訳をすることで、やらない自分を正当化する。しかし、言い訳をすることによって、失っている価値を理解しているひとはどれだけいるだろうか。

たとえば、「英語を学ぶ」けど、「時間がない」と言い訳したとする。

それで、失っていることは何だろうか。

英語ができていれば、もっと世界を知ることができたかもしれない。
英語ができていれば、もっと視野を広げることができたかもしれない。
英語ができていれば、もっと知識・経験が増えているかもしれない。
英語ができていれば、もっと魅力的な人物になっていたかもしれない。
英語ができていれば、もっと求心力のある人物になっていたかもしれない。
英語ができていれば、もっと可能性のあるみらいがあったかもしれない。
英語ができていれば、もっと自信をもてるかもしれない。
英語ができていれば、もっと新しい機会に出会えたかもしれない。
英語ができていれば、もっと友人ができたかもしれない。
英語ができていれば、もっとバイタリティ溢れる人物になれたかもしれない。
英語ができていれば、もっと上のキャリアを築けるかもしれない。

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などなど。
ちょっと想像を膨らませて記述してみるだけでも、言い訳し、実行しないことで失っているものが思いのほか、多いことが見えてくる。言い訳することで得られるものは「変わらない自分」。言い訳せずに実行すれば、上記のような可能性を得ることができる。その差はとにかく大きい。しかし、それを実感することはあまりないのではないだろうか。

なぜ、この「言い訳」の話をしていたかというと、自分の息子との会話がキッカケだ。

親として子どもの可能性を広げるのか、閉ざしているのか、という視点で考えたとき、ふと一丁前に「言い訳」をする息子と話をしていてふと考えた。

親として「やりなさい」ということは簡単。だけど、抵抗して言い訳する。即やるほど、簡単なものではない。重要なことは彼のモチベーションをどう高められるのか、という視点。言い訳をし、それを行わなかったことによって、閉ざされる可能性の大きさを親としてきちんと理解すること。そして、即動けば広がる可能性を伝えること。可能性のひとつに興味が湧けば、行動につながるかもしれない。行動することが魅力的に感じることができれば、「もっと、やってみよう」という気持ちも出てくる。

言い訳は、便利で「いまを正当化すること」はできる。しかし、“未来の可能性”という多大な損失を払っていることを理解しないといけない。

そんなことを息子とのやりとりで考えていたけど、自分もそうだし、誰もが「言い訳」しやすいのはいっしょなので、その損失をしっかりと理解しないといけないなと思った連休最終日でした。

損をしつづける人生にはしたくないです。