小さな編集長の雑感(限定版)

小さなメディアの編集長が、仕事や働き方の気づきを書き留めるブログ。限定版。

前提条件が変わると、活躍するひとも変わる、という話し

子どもたちのサッカー練習を見ていると気づくことがあります。それは、「前提条件を変えてみると活躍するひとも変わる」ということ。

例えば、
ボールタッチは利き足と逆にするとか
しりとりサッカーとか
走ってはいけないとか

通常のサッカーであれば、利き足で上手にボールをコントロールしたり、体格が大きい子どもが有利だったりするけども、条件が異なると小さい体格の子どもでも両足を器用に扱えるひとが活躍したりします。もっと違うことでいえば、しりとりとかじゃんけんとか、練習時に頭を使うことを入れるとまた別の子どもが活躍したりします。

これってまさに「ダイバーシティ」。はたらく環境でも同じようなことが言えるかもしれないですよね。例えば、事務作業がスピーディにできないひとでも、企画やアイデアの発想や瞬発力はあったり。

結局、人のパフォーマンスは人の能力以前に「前提条件」に大きく左右されるわけで、個の努力だけではどうしようもないことが多い。プロサッカー選手でさえ、環境が代わり、前提条件が変われば活躍できなくなることもあるわけで、この前提条件を自分のパフォーマンスを発揮するために最適化することが、個のパフォーマンスを発揮する上での最短距離のようにも思います。

はたらく上でパフォーマンスがあがっていないのであれば、まずはいまのはたらく環境の前提条件を疑ってみることも大事。そして、その条件に改善の余地があるのであれば、まずはそこから。働き方改革も、「個の成長」ばかりにフォーカスしないで、誰に活躍してほしいのか、そもそもの前提条件を変えていきたいですね。

週末子どもと遊んでいたときの気づきのめもでした。