小さな編集長の雑感(限定版)

小さなメディアの編集長が、仕事や働き方の気づきを書き留めるブログ。限定版。

毎日つづけると、大きな差になる理由について

日々の積み重ねが1年で大きな差になるということで、こんなはなしがあります

1.01の法則と0.99の法則」

1.01は、毎日の成長の度合いとします。そして、1年を通じて1.01倍ずつ成長していったら、どうなるのか。

1.01 × 1.01 × 1.01 × … で、365乗すると答えは、37.7834343
38倍となる。コツコツやれば、やがて大きな力になるというもの。

その逆もあります。

毎日、サボり退化するとします。0.99 毎日衰えたら、どうなるのか。

0.99 × 0.99 × 0.99 × … で、365乗すると答えは、0.0255179645
0.03倍となる。サボれば、やがて力がなくなるというもの。

毎日頑張れば、力になるとよく話になります。一方で、こうして努力をちょっとした角度で定量化してみると、その説得力が増すように思います。こうして定量化してみると、日々の努力が必ず実を結ぶと信じられるようになります。

そして、角度を変えて、こんな話があります。

やる際に、“向き・不向き”はまずは考えなくていい。好きだなと思ったら、別に向いてないと感じたとしても続けてみる。そういう人がだれも到達できないところに行けたりする。要領の良い人はバーっと先の方に行けるかもしれないけど、あとから追い抜くことができます

 

日本初のプロゲーマー:梅原大吾さんの言葉です。梅原大吾さんをご存知でない方であれば、ぜひこの動画をご覧ください。

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※最後のワンシーン。梅原さんが操る男性のキャラが相手(女性キャラ)の連続攻撃をすべて防ぎ、逆転勝利しているシーンが出るのですが、これは格闘ゲーム界で伝説となっている“背水の逆転劇”“37秒の奇跡”と言われています。そのすごさがわかる解説はコチラ

いつもそうだよな、と感じるのは「要領のいいひとは最初バーって先に行けるかもしれないけど、続けていくとあとで追い抜くことができる」という部分。課題を設け、日々の努力を忘れないことこそ、どこにも到達することができないところにいける、というお話です。そして、梅原さんはこんなことも言っています。

そして、最初はなんでも基礎を覚えることが一番大事。若いときはすぐに個性を出したくなるけど、一人前になるまでは徹底的に基礎をやるべきです。なぜなら、遊びの部分を作るために基礎で土台を作るんだから。競争の世界では、そうしないと先細りになって、自分の世界をかえって窮屈にしてしまいます。基礎をやってから、自分独自のアイデアをやればいい。独自のアイデアって言ってもそんなに難しくなくて、“こうやったらいいのに”と思うものをやればいいんです

 

昨日、「ブログを書きはじめて磨かれてきたことをまとめてみる(DAY7日目)」にて、もっとも磨かれてきたものは「感性」である、という話をしました。毎日つづけて、1.01×7日はまだまだ大した差ではないけれど、これを毎日つづけると大きな差が生まれるのだ、と信じて、改めて、この「俺たち1ヶ月毎日ブログ書くぜ!」企画を続ける決意をしたわけです。

う〜ん、週末なので、ゆるいねただけど、まずは過去の知見や気づきを引っぱりだして、少しでも塾考することが大事、と信じて、書きました。

「塾考と内省は知的生産の基本動作」(糸井重里さんのことばより)