複業(副業)/兼業は夫婦の関係に似ていると言ったワーママの話
今日は不思議なタイトルから。
ねた元は、プロボノを体験しているワーキングママさんたちとランチ。女性のはたらき方やキャリアの話をしている中で、プロボノの話になりました。
そこで出てきた言葉がなんとも衝撃的でした。
「プロボノは、ワーママの愛人のようなもの」
おっ、おぅ、、、なかなか刺激的な言葉です。
そして、ワーママの二人も「そうそう!!!」と完全同意。話が盛り上がる。
これだけだと分かりにくいですよね。簡単に解説すると、
ワーママにとって、雇用している会社は夫のようなもの。
愛情があって、いいところだけど、時々、刺激というものがあったらいいな、となる。
その相手というのが、プロボノ(愛人)だという。
もちろん、雇用される会社の仕事は一生懸命、
ただ、愛人先では異なる自分を出せることになる。それがいいのだとか。
言葉を変えるとまた違った自分の魅力を見いだせるということなのか。
プロボノは「愛人」。
ふむふむ。なるほど。
なかなか深い話だし、たしかに筋は通っている。
そして、実はここからが本題になる。
よく複業(副業)で懸念されるのは、複業先での仕事が楽しいから、本業に集中できなくなるという点。そして、複業先に転職してしまわないか、という点。たしかに不安だし、懸念だし、実際に離婚(別れ)になったら、大変だ。実際はどうなのだろうか?
その問いの解について、ひとりがいう。
「夫(会社)を捨てて、ほかに行こうってことはありえない」。
皆がうなずく。
家庭があり、夫がいて、子どもがいて、大事なものがある。ちょっとはそこに不満がありつつも、それが全否定されるものではなく、大切な場所であることは変わりない。だから、ちょっとやそっとでは離れない。しかし、ちょっと外の世界、経験したことないことに興味をもつ好奇心はぬぐえないということらしい。
だから、複業(副業)という愛人に走るということはないから、どんどん複業のスタイルが浸透した方がいい、という話でした。なかなかわかりやすい。
ランチ時に大きな話題にはならなかったけれど、SNSによるネットワーク化によって、他人のさまざまな仕事体験、幸せ体験を目の当たりにする機会が増え、新しい体験への欲求が高まっているのかもしれない、とふと考えた。
そして、個人的にワーママたちのインサイトをちょっと覗けたのが為になった。
とはいえ、ここでひとつの問題が。
あれ? 一人、独立しているひとがいるんだけど?
その問いに彼女はこう答えた。
「愛人(複業先)にはついていかなかったけど、
もっとよいライフがあると思ったからね(笑)」