著名ビジネスパーソンの初回投稿がどんなものなのか、振り返る
俺たち、毎日ブログを書くぜ!の企画に賛同し、7月は早24日目。これまで中断期間を挟んで書いてきた記事数は、85本となり、桁がえが見えてきました。いやぁ、毎日1,000文字以上の記事を書くというのはそう簡単なものではないものの、よく続けられているものです。しかし、辛いと分かっていつつもこの企画に乗ったのには、理由があります。
それは、著名ビジネスパーソンといえど最初の文章はうまくなく、何事もやり続け、鍛錬することが大事、ということがわかっていたからです。ということで、今日は知人から紹介された著名ビジネスパーソンの初投稿を恐れ多くも紹介します。
■イシューから始めよ:Yahoo!Japanの安宅さんの初投稿(※初めましては除く)
脳神経科学(ニューロサイエンス)を熱く語る安宅さんのブログ。記念すべき最初のタイトルは「僕とニューロサイエンスとマーケティングの関係」。当時の安宅さんのいちばんの関心ごとは「なぜ、一人ひとりは違うのか」。同じ経験をしても人によって感じ方が違うわけで、その根っこにある「知覚」について、深掘りされている記事になります。
次の投稿が「色」ということもあり、初期の記事は脳神経科学の切り口からの疑問点を挙げてみて、自分の意見をそのまま書くという至ってシンプルなもの。記事というよりも気づきめもというか、日記に近い印象です。
■CtoCの代名詞「ココナラ」南さんの初投稿:
書評と決意表明をされている記事。ブログをはじめた理由を「知的生産の新しい流儀」を身につけるため、とのこと。
■「21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由」で有名な佐宗邦威(サソウクニタケ)さんの初投稿:
ブランドマーケティングの話が初投稿。読者視点かというとそうではなく、自分の考えを整理するために書き留めているという印象の記事です。ブランドマーケティングから入り、次の投稿は「戦略的な会社とは、、、」。次は「マーケターという人種」による話。興味関心の強い所から始めるという王道としての初投稿でした。
■ビジネスパーソンの人気ブログ「Books&Apps」安達 裕哉さんの投稿:
今でこそ「である」調で統一されていますが、初投稿当時は「です・ます」調からスタートしていることがわかります。いまのBooks&Appsの記事の論点整理から無駄のない話の運び方に比すると、ぎこちなさを感じる文面です。しかし、これが数年後は押しも押されぬNo.1のビジネスブログになるわけで、日々の鍛錬というものは決して裏切らないものだと感じることができます。
■(最後に)自分の初投稿:
著名ビジネスパーソンの初投稿を受けて、わたしの事例へ。何かこう肩肘をはらずといっておきながら、ガチガチな記事を一生懸命に書いているところに好感が持たれるかもしれません。
ということで、まとめ。
誰もが、最初は不器用である。
しかし、鍛錬によるクオリティアップは確実に成される。
何事も鍛錬、鍛錬ですね。