ポストがひとを変える、という体験がひとを変える。
ポストがひとを変えるといいます。
よくも悪くも、これは真実だと思います。本日は、ちょっとした私の体験談の紹介です。
いま、私にはオウンドメディアの「編集長」という肩書きがあります。設立2年強のオウンドメディアなのですが、いまでは多くの方々にご覧いただけるようなメディアに育ってきました。しかし、その「編集長」という肩書きですが、実はオウンドメディアということもあったり、規模が大きくなかったりしたのでメディアの立ち上げ当初の1年は「編集長」という肩書きを使っていませんでした。あくまで「オウンドメディアの担当」という立場でメディアや読者と向き合っていました。
しかし、転機がやってきます。
パートナーや読者の方からの薦めもあり「編集長」という肩書きを名刺などで記載し、1年前から積極的に使うようになりました。正直、謙遜もあり、しっくりこないところもありましたが、周囲の薦めもあり「まずはやってみよう」という気持ちでスタートしました。
ところが私にとって、これが好影響を及ぼします。
メディアの取材が増えました。
イベントなどの登壇が増えました。
取材先のインタビュイーとつながる機会が増えました。
いちばん変わったことは、「会えるひとが変わる」ということでしょうか。紹介者にとっても、「あのメディアの編集長」「あのイベントコミュニティの責任者」というわかりやすいフレーズができることもあってか、「このひと、ぶっ飛んでるよ」とか「このひとはユニークだよ」と、紹介される方が増えていきました。体感値でいうと、会っている人の数は編集長と名乗る前と後では、3倍ぐらいに増えているのではないでしょうか。そうして会う人が増え、弱いつながりが広がっていくとこれまで触れてこなかったような情報が徐々に集まるようになってきました。
この一次情報がメディアの質をつくる私にとっての大切な財産になっています。
「編集長」というポストは本当にすごいな、と思います。会える人が増える。つながりが増える。情報が増える。メディアの立ち上げをしてまだ2年強ですが、本当に素敵な体験をさせてもらっているな、と思っています。
謙遜して固辞していた「編集長」という肩書きですが、ポジションが明確であるからこその機会がやってくることがようやくわかってきました。そして、相応のスキルがあるのか、経験値が足りないのではないか、と1年前は謙遜していましたが、言えるのはこれ。
ポストにふさわしいか、ではなく、
ポストにふさわしくなるよう、努力することでふさわしい存在になるのだ。
今後も、ポストにふさわしい存在であり、かつそのポストが憧れになるよう尽力していきます。