小さな編集長の雑感(限定版)

小さなメディアの編集長が、仕事や働き方の気づきを書き留めるブログ。限定版。

1週間で気になった記事を改めて洗い出してみる。そして、考える(2018/05/12)

このブログではおなじみの記事。今週1週間で気になった記事をまとめてみました。

1.

note.mu

これからのリーダー像の話しが端的にまとめてられていて面白い。この記事ではこれからのリーダーは、何かしたいという思いがあるひとを指す。立場にとらわれず、思いをもって行動できるひと。その思いや行動があることでそうだよねって共感してフォローしてくれるひとが集まる。「なんかこの変は抜けている。しょうがないなぁ、手伝ってあげよう」ってサポートされちゃうぐらいがちょうどいい。この記事では、それを「愚者風賢者」と呼び、完璧さよりも楽しさを重視し、敵を作らず、大きな夢を語る人としています。その逆は完璧なリーダーや経営者像を求めすぎる「賢者風愚者」。自分が正しく、相手が間違っているが前提。勝ち負けにこだわり、周りに敵をつくりやすいタイプ。

この記事を知って、昔の稚拙な自分のマネジメントを振り返り、苦笑いしました。愚者風賢者の特徴を知ると、徐々に肩の力が抜けて、自然体でマネジメントができるようになる。あとこの記事でも紹介されているけど、その上での信頼関係を築く上でも相手のことを知る努力が必要。ここで、ストレングスファインダーが用いられているけど、モチベーショングラフを使っても良いし、雑談を増やすでもいい。ポジティブなエネルギーは小さくても1.1を70回掛ければ790倍になるわけで、全体にこうしたポジティブエネルギーを増やすことができれば、マネジメントはもっと楽になる。

(個人的な学び)
→想いを発信。ストーリーの共感を得られればもっとマネジメントは楽になる。
→ポジティブパワーを信じること。小さなことでもかけ合わされば大きな力になる。

賢者風愚者だった昔の自分を思い返したよい記事でした。

 

2.

diamond.jp

 ビジネスのコアとなる部分を外出ししてはダメでしょ、という話し。元々は企業内にあったナレッジを外にそのまま出してしまったがための弊害。つまり大企業社員の劣化ではなく、会社そのものが劣化しているという話し。今後、働き方改革の波に沿って、クラウドソーシング(外注先)をもっと活用する企業が多々でてくると思う。秘書サービスや資料作成サービス、リサーチサービスなど、個が予算と権限さえあえばどんどんアウトソースし、自分の仕事の効率化を図れる中で、「業務の切り出し」という観点は今後注目される話し。副業も始まるしね。

(個人的な学び)
→外注の促進は必須。しかし、業務の切り出しは会社の独自ルールが必要。
→独自ルールは、会社において何が大事な仕事であり、何がコアなのかの理解が必要。
→経営理解のあるひとが一定アウトソースの可否を握るべきか。

文章を書かない編集者がNG事例で取り上げられているけど、書かない編集者は多い。これは「書いたことがない編集者」のことだと思うけど、言葉の遣い方で誤解を招くので、辞めた方が良い。

3.

logmi.jp

英語学習の話し。世界レベルの仕事を続けることできた理由が「しつこい」というのが、あまり聞いたことがない理由で印象に残った。しつこいは、めげない。毎日へこむ経験をするわけだけど、一日一日に課題を見つけて、改善する。毎日成長実感ができれば、必ず上にいける。うさぎの亀の話し。そのためのメンタルを整えることの重要性が語られています。そういえば、この話しを聞いて、サッカーの強豪マンチェスターUの話しを思い出しました。強豪チームなので、試合に負けたり、ダービーに負けたりすると帰りのバス内はしょぼんとするのかと思いきや、何も変わらないらしいです。確か香川選手のインタビュー記事でそんな話しが。そうしたメンタリティを持つことがいちばん大事なことなのかもしれないですね。


(個人的な学び)
→成長するには何より環境が大事。英語なら自分を追い込む環境づくりを。
→一流の仕事をするなら、「しつこさ」を持て。毎日が成長の機会。
→めげないことが大事。そのためのメンタルの余裕も大事。


4.

 

blog.pr-table.com

これ、非常に大事なことが語られています。個人的にメンバーレベルでこの価値観が共有され、行動に移せていることが驚き。会社が伝えたいこと、世の中の関心ごと、そして自分の想い。その3点が重なる交差点を見つけることが編集の役割だと考えている自分のスタンスそのもので、改めてサイボウズさんの編集やマネジメントは勉強になるなぁっと思った次第。あとやっぱりよい編集チームをつくるには徹底的に議論することが大事で、そうしたチームで腹落ち感のあるメンバーがつくるコンテンツ一つひとつの積み重ねが信頼関係を構築する肝なんだと思いました。体だけだとただコンテンツをつくる、数字をつくるとなるけど、大事なことはそこじゃない。


(個人的な学び)
→オウンドメディアは何を大事にしたいのか、メンバー間の価値観の理解が大事。
→「ブランドエディター」という言葉、素敵ですね。


今週は総論マネジメントの観点が気になった1週間でした。自分の中でもそうした記事が目に留まる背景をうにうにと振り返りしてみたいと思います。