小さな編集長の雑感(限定版)

小さなメディアの編集長が、仕事や働き方の気づきを書き留めるブログ。限定版。

100記事を書いての学びを「最強の質問」で振り返る

ゆるりと続けてきたこのブログ。2016年10月1日からスタートして、本日で100投稿を迎えました。いつの間にか、読者も70名に近い方にご登録いただき、ほんとうにありがたいかぎりです。読者がいるって何よりのモチベーションですからね! ということで、節目の投稿になったので、ざっとこれまでのブログを書いてきたことの学び、振り返りを実施します! ※前回は下記の記事でまとめております。

chibiblog.hatenablog.com


1.時間の流れの順序を見直すことによって、思考過程を振り返る問い「今回の営みは、最初に何をして、次に何をして、最後にどんなことをしましたか?」
最初:前回の「最強の質問」でも振り返った通り、ブログの開始は「俺たち毎日ブログを書くぜぃ」の企画に賛同したこと。元々プレッシャーをかけないと動かない自分の性格があるため、「グループで取り組むこと」「(少しの)罰ゲームを用意すること」「お互いを励まし合うコミュニティをつくること」を仕掛けとして盛り込みました。

次に:毎日ブログを続ける上で、もっとも大事なことが「書くねたを見つける」こと。ここで大きく行動が変わったことが2点。1つは、過去のめも書き、研修資料などを持ち出して、気づきをリスト化したこと。二つ目は、日々の気づきをすぐに手帳にめもする習慣をさらに強化したこと。

実は、わたくし、メモ魔でして、気づきはすぐにめも帳にめもします。しかし、定期的に振り返る習慣があったかというとないわけで、せっかくの気づきが定着せずに終わっていることも少なくありませんでした。今回のブログを継続することで、この気づきを改めて振り返るキッカケができたことはポジティブでした。

また、二つ目は、メモ魔をさらに加速させてくれたこと。日常に気づき、とくに自分が面白い!って思ったことは、その背景に何かしら隠されているわけで、「なんで、面白いと思ったのか」をすぐに書きとめ、そこを軸に思考を凝らすというサイクルがまわりだしました。アンテナ高くキャッチアップし、それを考える機会をつくる。これがブログを書き出す上でいちばん身になったことかもしれません。

最後に:まだ100記事ということで終わりではありませんが、1記事1万PV超えの記事も配信することができ、欲が出てきました。ゆるゆると自分の思考の整理で記事を創っている一方で、読者観点を意識した記事も合わせて配信してみることに今後していこうと思います。

2.関心や意欲の高まりを聴く問い「今回、がんばったことはなんですか?」「今回、嬉しかったこと、好きになったことはなんですか?」「もう一度やってみたいことはありますか?」
今回がんばったことは、より早く端的に伝わる記事を書くこと。夜にダラダラと書き出す習慣を一掃し、子どもの保育園を送ったあとにサッと書き上げる。その時間はおよそ30分。先に頭の中でテーマを考え、構成を考え、記事のイメージがなければできません。そうした制作プロセスを見直し、締め切り効果を利用して一気に書き上げる鍛錬をしたこと。

嬉しかったことは、そうして30分で書き上げた記事が大ヒットして、1万7000PVを獲得したこと。記事の質は、かけた時間に比例はしないということを改めて実感しました。

もう一度やってみたい、といえば、上記のようなヒット記事を配信すること。いまは比較的自分の思考を整理するための「日記」の色合いが強いものの、自分自身の学びや日々の実験が多くのひとの関心ごとになることを実感できたので、そうした「読者観点」の記事を配信していくことは今後と異なる点です。


3.創造性の高まりを聴く問い「今回の学習で、工夫したところはどこでしょう?」「今回の学習でよく考えたな、我ながらいいなと思うのはどんなところでしょう?」
短い時間で、記事を書き上げるということ。そのために集中するためのお作法を取り入れ、それを毎日実践したこと。

chibiblog.hatenablog.com

集中に詳しいとある専門家に聞くと、「集中は鍛錬できる」といいます。つまり集中する時間を増やし、集中の感覚を身体が覚えると集中しやすくなるということ。これは日々の業務でも活かされていて、ブログを書くという実験行為が実務にもよい影響を及ぼしています。

4.授業の初めとの違いへの問い「初めに予想したことは合っていましたか? 予想した方法は良かったですか?」「今回の学習で、分かった、できた、できるようになったことはありますか?」
連帯責任として、企画を運営するというのは良かった。しかし、ルールを緩くし、それぞれの適応ルールがバラバラになるとモチベーションにばらつきがでるため、毎日続けるひと、週1回の人が同様にモチベーションを保つのは難しいという学びがありました。

5.前回との違いへの問い「前の時間より、自分がよくなったなと思うことはありますか?」
明らかに短い時間で記事を書くという点はよくなったこと。その背景は前述にもあるとおり、集中のお作法を取り入れ、没入する鍛錬が定期的に行われたことが寄与しています。

6.学習集団としての雰囲気の高まりを確認する問い「この人はがんばったな、よかったなと思う人を教えてください」「あなたは、どんなことをがんばりましたか」
前回の企画参画されていた方は除くとして、小田川さんと北村さん。小田川さんは毎日参加メンバーへのフィードバックをされていて、丁寧にコメントをされていた。やっぱり記事を書く限りは反響や感想というものがいちばんのモチベーションであり、それを上げ続けてくれた小田川さんには頭が下がります。また、別の企画で参画されている方ではありますが、北村さんは毎日ブログを書き続け、結果、自分よりも先に100記事達成していました。「若い者に負けてられない」という闘争心を煽られたという意味で北村さんからもよい刺激を受けています。


7.友達の思考や表現などのよさへの問い「友達の考え方や表し方でなるほどなと感心したことはありますか?」「友達の考え方や方法で、今後真似したいなと思ったことはありましたか?」
失敗談をネタ化できること。日々の学び、ということでカッコつけた記事が多いところが自分の悪い癖で、全般的に自分自身をより良く見せよう、見せようという変なところがあるように思う。総論、人間くささってあると思っていて、自分自身も失敗を多く経験しているし、落ち込むこともある。そうした人間っぽさをどう表現するのか、という点はいっしょに企画をされている方の記事から学ぶところです。


8.考え方の合理性・簡潔性、総合的なものの見方を促す問い「分り易い考え、簡潔な考え、いつでも使えそうな考えはありましたか?」「いろいろな考えをまとめて、同じだなと思うところはありましたか?」
一つは、仕組みによって全体のパフォーマンスを最大できること。ゴール設定、参加メンバーのモチベーション管理(個々のフィードバック、連帯責任など)、動向の見える化Facebookメッセンジャーの活用)など、チーム運営で実ビジネスに役立てられるノウハウ蓄積はできた。

あと個人でいえば、明らかに集中のお作法。ゴールのイメージ、締め切り効果の活用、集中できるための環境づくりなど、お作法を毎日その通りに実践することで集中しやすくなるという体感値を得ることができた点。


9.内容の価値を聴く問い「今回学んだことで、一番大切だったのは何ですか?」「先生はみなさんと、今回はどんな学習をしたいと思っていたと思いますか?」「今回、休んだ友だちに教えてあげるとしたら、何をどんな風に教えてあげますか?」
いちばんの学びは、書くことが学びにつながるということ。電通の方だったと思いますが、あるクリエイターが「書けないということは、考えていないと同じ」という言葉を残されています。本当にその通りです。書くということが、いちばん思考を深める最良の手法だということが大切な学びのひとつです。

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ということで、100記事記念で「最強の質問」で今回の機会を振り返ってみました。ゆるゆるとやっていますが、日を置くよりも毎日続ける方が学びがあるので、平日は毎日更新していきます!

100記事、楽しかったなぁ。つぎの桁替え1000記事までさらに学びを楽しみたいと思います。